市販ナビに全方位駐車アシスト機能を追加できるキットが登場。第1弾はトヨタ・アルファード向けに発売

カーナビ機器開発のカナック企画は、4月5日から市販ナビに「アラウンドビュー機能」のような全方位駐車アシスト機能を追加できるサテライトビューカメラ「SV-Y001」を含むキットを発売すると発表しました。

第一弾はトヨタ・アルファード向けで、第二弾としてトヨタ・ヴェルファイア用も近日発売の予定で、全国のディーラーやカー用品店で販売します。

今回、新発売されたサテライトビューカメラ「SV-Y001」のキットを取り付けると、①市販カーAVのバックカメラ画面を2分割し、俯瞰映像とカメラ映像を表示、②シフトレバーのR(リバース)と連動、③専用スイッチを押すことで前後左右それぞれのカメラ映像を表示することができます。

これまでも、前後左右のカメラ映像を合成して俯瞰画像で周囲の状況をカーAVに表示する「全方位駐車アシスト機能」を備えたカーAVは、いわゆる「アラウンドビュー機能」付きカーAVのように従来から発売されていました。

しかし、従来の全方位駐車アシスト機能を備えたカーAVは、メーカーオプションやディーラーオプションでしか装着できない機種しか発売されておらず、メーカーで指定されたカーAVを選択するしか方法がなく、お気に入りの市販カーAVに全方位駐車アシスト機能を追加することはできまないという事情がありました。

このサテライトビューカメラ「SV-Y001」を取付けると、バックカメラ入力(RCA)がある市販カーAVに、「アラウンドビュー機能」のような全方位駐車アシストの機能を追加することが可能になります。

また、サテライトビューカメラ「SV-Y001」のキットに同梱されているアルファード専用に設計された部品を車両に装着すれば、純正品に近いフィット感を実現できるということです。

つまり、「アラウンドビュー」のように車両周囲の映像を表示させたい、ナビも自由に選びたい、というユーザーの希望をかなえることができ、全方位駐車アシストの機能で車の俯瞰映像を見ながら楽に駐車する機能を追加しながら、ナビ選びの自由度が大幅に広がることになります。

なお、実際の装着には、字光式ナンバー装着車には取付けられないなどの制限がありますので、販売店・メーカーで確認されることをお勧めします。

(山内 博・画像:カナック企画)