日本では250ccになってデビューする予定のレブル300。一言で言えば「究極的に乗りやすいバイク」になっていました。
250、300のクルーザーって言うと、おじさんたちはよく首をかしげます。それはクルーザー=大型という方程式が出来上がっているから。
もちろん真っ直ぐな道をトコトコ走るのは大型のほうがいいかもしれませんが、実際問題まっすぐの道を永遠走る機会なんて日本じゃそこまで多くありませんよね。
街乗りでも高速でも、どこでも乗りやすいのが日本の現代クルーザーだと思うんです。
レブルは信号が多い街乗りでも全く苦じゃありませんでした。止まって発進、数100m走ったらまた止まって発進、そのローテーションでも楽しく感じます。
これはこのバイクの軽さに秘密があります。運転してても止まった時でも、レブルが重いと感じたことは一度もありませんでした。これがかなり重要で疲れない、ストレスフリーなライディングが楽しめるわけです。
信号で停止、するときも前のめりになったり、バイクの上で踏ん張りながら止まる、なんてことはなく、スマートに止まれます。
発進も低回転でクラッチを繋ぐとバイクが自然なスピードで前に出ていくので安全。
これは個人的意見ですが教習所のバイクを発進、停止させるほうが数倍難しいと思います(教習所のバイクはわざと乗りにくくなっているのもありますが)。
低回転でトコトコ走っているだけでも気持ちよくてたまーに引っ張って高回転まで回しても粘り強く、気持ちよく加速していく…。
ドカーン!とスピードに乗るようなバイクではないので乗っていて自分の手のひらに収まる範囲で気持ちよく走れる、これがこのバイクの一番良い所です。