アルシオーネは1991年9月にフルモデルチェンジを行い、アルシオーネSVXへと進化します。キャッチコピーは「遠くへ、美しく、500マイル ア デイ」で、卓越したグランドツーリング性能が特徴のモデルです。
エクステリアデザインはイタルデザインのジウジアーロによるものです。広いガラス面積を誇るキャビンが特徴で、日本で初めてミッドフレームウィンドウを採用しています。
搭載されるエンジンは最高出力240ps、最大トルク31.5kg-mを発生する3.3L水平対向6気筒DOHC。組み合わされるミッションは4ATのみで、駆動方式はVTD機構付不等&可変駆動トルクスプリット4WDシステムを採用しています。
高いグランドツーリング性能は魅力でしたが、日本国内はバブル景気の終了による不景気という逆風が吹き荒れて1996年11月に生産終了となりました。
(萩原文博)