高い空力性能が特徴のスペシャリティカー、スバル・アルシオーネ【SUBARU誕生カウントダウン特集・富士重工の名車】 

アルシオーネは1991年9月にフルモデルチェンジを行い、アルシオーネSVXへと進化します。キャッチコピーは「遠くへ、美しく、500マイル ア デイ」で、卓越したグランドツーリング性能が特徴のモデルです。

エクステリアデザインはイタルデザインのジウジアーロによるものです。広いガラス面積を誇るキャビンが特徴で、日本で初めてミッドフレームウィンドウを採用しています。

搭載されるエンジンは最高出力240ps、最大トルク31.5kg-mを発生する3.3L水平対向6気筒DOHC。組み合わされるミッションは4ATのみで、駆動方式はVTD機構付不等&可変駆動トルクスプリット4WDシステムを採用しています。

高いグランドツーリング性能は魅力でしたが、日本国内はバブル景気の終了による不景気という逆風が吹き荒れて1996年11月に生産終了となりました。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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