22年ぶりに国内で復活!でも、海外では販売され続けていた、スバル・ジャスティ【SUBARU誕生カウントダウン特集・富士重工の名車】

スバル・ジャスティは、1984年2月に軽自動車のスバル・レックスをベースにしたリッタカーとして登場しました。3ドアと5ドアハッチバックを設定し、駆動方式はFFとスイッチで切り替え可能なパートタイム4WDを用意していました。

1985年10月に「火の玉ボーイ」というキャッチコピーのついた1.2L直3SOHCエンジンを追加。吸気2バルブ、排気1バルブの3バルブ機構を採用し、最高出力73ps、最大トルク10kg-mを発生。当時ホットハッチの1台に挙げられていました。

1987年には量産車世界初となるベルト式変速機ECVTを採用。海外では高い燃費性能によって高評価でしたが、国内では同じクラスのAT車より高価になるなど、ビジネス的には厳しく、1994年に初代ジャスティは生産終了となりました。

日本国内では2016年に約22年ぶりに2代目のジャスティが登場。ダイハツ・トールのOEM供給車で、初代ジャスティとは異なりハイトワゴンとなっています。

ちなみに、ジャスティは初代が国内生産終了後も、海外では2~3代目がスズキのスイフト・イグニス、4代目はダイハツブーンをOEM供給して販売していました。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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