世界一利益率の高い好調ポルシェが、フォルクスワーゲン・グループを支える

ポルシェは、販売台数、売上高、営業利益、および従業員数において過去最高を達成し、販売台数は6%増の237,778台、売上高は4%増の223億ユーロ、そして営業利益は14%増の39億ユーロと大きく伸ばしています。

とくに、営業利益率は、15.8%(2015年)から17.4%まで向上し、2016年末の従業員数も13%増の27,612人に達しています。


ポルシェAGのオリバー・ブルーメ取締役会会長は、「好調な業績は、ポルシェの戦略の質の高さを証明しており、価値創造的な成長を示します。私達は顧客の高い満足度、そして会社の堅実な利益と安定した職場のために焦点を合わせています」と、十分な手応えを感じているようです。

さらに、ルッツ・メシュケ(財務およびIT担当の取締役会副会長)氏は、「17%を超える営業利益率によって世界で最も収益性の高い自動車メーカーの地位を維持しています。このような業績の鍵となるのが我々の独創的な製品構成と健全な費用構造です」と強調。さらに、新型パナメーラ、とくにプラグインハイブリッドモデルとスポーツツーリスモにより今後の活性化も期待されると続けています。

 

電動化という、新しい戦略もしっかりと描かれていて、新しいプラグインハイブリッドモデルとピュアEVであるミッションEの開発などへの投資を継続。

スポーツカーを中心とした品揃えであっても電動化はこれから必須となるメニューで、ポルシェが伝統と革新を融合させ、新しい時代を築けるのかに注目が集まります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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