この対決では「僕が勝つ!」と宣言してマシンに乗り込んだジュリアーノがスタートから父をリード。後方から父親のメンツをかけて猛オーバーテイクをかけるジャン・アレジを見事に抑え、チェッカーを受けました。
対決後のインタビューで「背後からパスしようと試みたが、どうしても抜く事ができなかった」と悔しさ交じりに息子の成長を喜ぶ父親の表情がとても印象的でした。
そして、午後に行われた「Ferrari F1 Lap」では、2006年のF1に投入された「Ferrari 248F1」をジャン・アレジが、一方のジュリアーノ・アレジは鈴鹿サーキットで初めてF1日本グランプリが開催された年に優勝した「Ferrari F187」をドライブすることに。
ジュリアーノは現在、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員としてGP3に参戦しており、2年目のシーズンを迎えることから、「昨年フォーミュラで苦労した経験を活かして頑張りたい」と、インタビューに日本語を交えながら答えました。
そしていよいよ両者がスタート。今回は単なるデモランの筈だったのですが……
いざ始まると、父アレジがアクセル全開!あっという間にジュリアーノをオーバーテイクして、F1レース本番さながらのハイペースで周回する様子にファンは大喜び。
F1の驚異的な速さを見せつけてくれました。こんな光景が見られるのも、この鈴鹿モータースポーツファン・イベントの面白さといえそうです。
(TEXT/PHOTO Avanti Yasunori)
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