鈴鹿に響く「787B」ロータリーサウンドに6万人が歓喜 !【動画】

9月1日と2日の両日に渡って鈴鹿サーキットのオープン50周年を記念した「50周年アニバーサリーデー」が開催され、’60~’90年代を闘い抜いた数々のレーシングマシンがデモ走行を繰り広げました。

鈴鹿サーキット

イベント初日は開催直前に俄か雨が降り、その後晴天となったため、非常に蒸し暑い一日に。筆者Avantiも生息地に程近い鈴鹿サーキットでの開催ということで9月1日(土)に参加。ファン感謝デーイベントのひとつで、両日共に入場無料のサーキット内は大賑わい。

9月1日は30,000人、2日目は32,000人、計62,000人のファンが早朝から鈴鹿サーキットに集結。自身も早朝7:00過ぎに現地入りしたのですが、9:00開場にもかかわらず、広大なサーキット駐車場の大部分が既に埋まってる状態で、その人気ぶりには驚かされます。

そして各種イベントがスタート。中でも観客のどよめきが起きたのがロータリーエンジンを搭載するグループCカー「マツダ787B」のデモラン。

マツダ787B

日本車で唯一ルマン24時間レースの優勝経験を持つ同車は昨年当地でのルマン優勝20周年の記念デモ走行に備えてエンジン・シャシーを完璧にレストアされており、コンディションも絶好調。特有の甲高いエンジン・サウンドが会場いっぱいに響き渡り、来場者を魅了!

日本でも筑波サーキットの恒例行事となった「メディア対抗ロードスター耐久レース」で1年前に同車のデモランが行われましたが、なにせストレートが短すぎて持ち前の性能(654cc×4ローター 最大出力:700ps/9,000rpm 最大トルク:62kgm/6,500rpm)を持て余し気味。

今回のイベントでは鈴鹿サーキットの国際レーシングコースで4ローターの強大なパワーを存分に発揮させることが可能になったという訳です。

マツダ787B

ドライバーはご存知、寺田陽次郎氏。

ちなみに入場ゲートでは今後50年間を通して年1回サーキットに無料入場できる招待券配布のオマケ付き。

50年分の年1回 無料招待券

トヨタ傘下の富士スピードウェイとはライバル関係のホンダ モビリティランドが運営する鈴鹿サーキットですが、共に日本中のレースファンやクルマ好きへのサービスに余念の無い様子が肌で感じられるビッグイベントでした。

■鈴鹿サーキット50周年アニバーサリーデー公式HP
http://www.suzukacircuit.jp/50anniversary/

■鈴鹿サーキット公式HP イベントレポート
http://www.suzukacircuit.jp/50anniversary/report/

Avanti Yasunori

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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