『ダイナミックシールド』フェイスになった三菱RVRを実車でチェック

後ろ姿もスポーティな印象を受けます。その理由はルーフアンテナが流行りのシャークフィンタイプに変わっているから。ちょっとした変化点ですが、もともとスタンスの効いたフォルムを強調することで、最低地上高が195mと十分に確保されていることを忘れてしまいます。

インテリアでは、上級グレード「G」のシートにレッドステッチをあしらうことで、走りを予感させるスポーティな印象としているのもマイナーチェンジでの変更点です。

走破性と燃費をバランスさせた電子制御4WDは、センターコンソールのスイッチ操作で2WD/4WDオート/4WDロックを切り替えることができる仕様。三菱らしいラフロードでの走りも期待させるメカニズムとなっているのもRVRの特徴です。

グレード構成は「M」と「G」で、それぞれに2WDと4WDが用意されます。メーカー希望小売価格は、205万8480円~248万7240円。1.8リッターエンジンの余裕を考えると、リーズナブルな価格帯といえそうです。

●三菱RVR G(4WD)主要スペック
車両型式:DBA-GA4W
全長:4355mm
全幅:1770mm
全高:1630mm
ホイールベース:2670mm
車両重量:1430kg
乗車定員:5名
エンジン型式:4J10 MIVEC
エンジン形式:直列4気筒SOHC 16バルブ
総排気量:1798cc
最高出力:102kW(139PS)/6000rpm
最大トルク:172Nm(17.5kg-m)/4200rpm
変速装置:CVT(6速スポーツモード付き)
燃料消費率:14.4km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:215/60R17
メーカー希望小売価格(税込):248万7240円

撮影車のボディカラーはライトニングブルーマイカ。

メーカーオプションとして、プレミアムパッケージB(パノラマガラスルーフなど):14万2560円、SRSサイド&カーテンエアバッグ:8万6400円、7インチディスプレイメモリーナビゲーション&ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステム:42万120円が装着されています。

(写真・文 山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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