第6弾となる等身大インプレですが、今回はロータリーエンジン搭載のマツダRX-8を選びました。
ロータリーエンジンの量販に成功したのは、世界でもマツダだけ。残念ながら現在ロータリーは絶版状態ですが、かねてからマツダが不屈の精神で生み出したロータリー車をじっくりドライブしてみたい思っていました。
東京近郊にあるスポーツカー中心のレンタカー店では、ありがたいことに2台のRX-8を貸し出しています。今回選んだのは、RX-8の標準仕様の最終型。215PSの5MT仕様ではありますが、熟成を重ねた最後のモデルを味わいたいと考えたのです。
店舗で対面したブルーメタリックのRX-8は、張り出したフロントフェンダーと小さいキャビン、そして観音開きのリアドアを備えた独特のスタイルで、スポーティなオーラを発散していました。
一番の特徴は、軽量小型なNAのロータリーエンジンをフロントミッドに搭載し、前後重量を50:50にバランスさせた4ドアのFR車であること。しかもMTが選べる上に、大人4人がきちんと乗れるのですから、まさしくスポーティとファミリーを両立した世界唯一無二のパッケージングを実現しているのです。