一見、子どもがいる家庭にピッタリだけど…4座スポーツ「ラピードS」が家族持ちに向かない理由【家族持ち向けスポーツカーの選び方】

【その3】どっちつかずのキャラクター

アストンの2ドアモデルの外観、キャラクターはそのままに、リアシートを追加したラピードS。確かにリアシートがあることで利便性は大きくあがりました。しかも動力性能は十分すぎるほど。

ただ、峠道を運転しているときなどで、クルマの大きなサイズを感じるんですよ。このあたりはヴァンテージなんかとは大きく違うのですが、気になってくるドライバーは少なくないのでは。

しかも、リアシートはラグジュアリーセダンほどのスペースはない。と、見ようによっては中途半端なキャラクターといえます。

と、家族持ち視点で考えたとき必ずしもお勧めできないラピードS。むしろ、ひとり身でたまに恋人などを乗せるようなスタイルが似合うクルマではないでしょうか。


 

■ラピードS
全長:5,019mm
全幅:1,929mm
全高:1,360mm
車両重量:2,010kg
エンジン形式:V12
排気量:5,935cc
最高出力:558ps (410kw) / 6,750rpm

(テヅカツヨシ)