マツダNDロードスターに「ソウルレッド」じゃない、NAの「クラシックレッド」はあり?【東京オートサロン2017】

すると、「それを出してしまうとバラバラになってしまうんです。カラーを絞り込んで、イメージを作る。それが大変なことなんですけど、いまはやらなければならないんです」という答えでした。

あんな色も、こんな色も、あったら確かに見て楽しめるし、選ぶ楽しさも増えるでしょう。けれど、それで一瞬だけ販売台数が増えても(購入者が別の色を選ぶだけで増えない可能性も大ですが)、長い目で見るとブランドが煩雑になるだけ、ということでしょう。

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そういう背景で登場するロードスターのクラシックレッド塗装。発売モデルとなるのでしょうか?「オートサロンに出してみて評判がよければ・・・」とよく耳にします。みなさんも会場でその姿を確かめてからマツダ関係者に「出して欲しい」「出すべきでない」と訴えてみてはいかがでしょう?

個人的にはNDにもクラシックレッドはとっても似合ってるし、買うんだったらこれしかない、という気もしますが、それでは時代に逆行するだけで、デザインとともに進むべきカラーとしては、選択肢としてあるべきではない気もします。とてもカッコイイから、なんですけどね。

ちなみに、NDのチーフデザイナーでもある中山チーフエンジニアはクラシックレッドのNAをお持ちだと聞いたことがあります。

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単なる試作か、市販モデルになるのか、東京オートサロン2017の「現実的な」大きな注目の的となりそうです。

(clicccar編集長 小林 和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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