新旧同時試乗でわかったCX-3の小さな変更による大きな進化

2015年12月24日にマツダCX-3が商品改良を行いました。今回は改良前のモデルと改良後のモデルを同時に試乗できましたので、改良のポイントとともに違いを紹介しましょう。

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CX-3の今回の商品改良のポイントは静粛性の向上、人馬一体感の向上、そして内装仕様の追加の3点です。

まず、静粛性の向上を目指して、これまでオプションで設定されていた、エンジンのノック音抑制に効果のあるナチュラル・サウンド・スムーザーを全車標準装備しました。さらに全車フロントドアガラスの厚みを増すことで、車外騒音の室内への進入を抑えています。

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そして人馬一体感の向上として、前後ダンパーの内部構造とフロントスタイライザー径を細くすることで乗り心地を改善し、電動パワーステアリング制御の改良によって操舵初期の車両コントロール性を向上。さらにコーナーでの操作性と直進安定性が向上しています。

そして、エンジントルクの応答を精密にコントロールするDE精密過給制御を行い、軽負荷領域においてアクセル操作に対するレスポンスの向上を目指して再設定しました。

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最後の内装仕様の追加は最上級グレードのXD ツーリングLパッケージに黒革内装仕様を追加し、全ボディカラーで選べるようになりました。

では、早速新旧CX-3の乗り比べをしてみましょう。試乗車は2台共にCX-3XDツーリング2WDの6AT車です。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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