「マーケティングの手腕」が光った!? ダイハツの新車たち【クリッカーオブザイヤー座談会 Vol.3】

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司:ストロングハイブリッドを追加したスズキ・ソリオと比べてみてどうでしょう。

B:ソリオハイブリッドは媒体しか試乗会に呼ばれてないから乗ってない。

A:ソリオのストロングハイブリッドってミッションがAGSしかないですけど、AGSをどう評価するかに尽きると思います。AGSの好き嫌いで分かれると思います。それくらいAGSのクセが目立ちます。AGSのネガな部分はモーターのアシストでだいぶ消されていますので、ガソリン車のAGSと比べると変速のタイムラグが少ない感じがする。ルーミーに比べると、クルマを運転している感覚があり、運転する楽しさがある。

B:でも、クルマ好きには受け入れられづらい。運転して楽しいとか入れてしまうと評価は下がってしまいます。

C:クルマ好きが云々言うクルマではないです。それを覆すだけの数字がある。

B:それも一つの性能ですから。

C:決して安いから売れているわけでない。

A:自転車を積むなら、開口部の低いルーミーのほうがいい。でも低すぎると、普段の荷物が積みづらい。

C:しかしなぜ、ステレオカメラ持っているのに赤外線レーダーも採用したのでしょうね。タントでも使っているのに…

B:ベストオブレンタカーです。つまり赤外線のコストを下げるためです。

C:とはいえ、カメラを使わないと人を探知できない、と。それにしても、3万5000台は凄い数字。あそこにマーケットがあったのかと驚いてます。

B:時期もいいよね、就職とかで買ってあげるとか。

A:トヨタ店の従来のユーザーの娘、息子向けこれを売るのかと驚いた。

C:正直言って、これで3万5000台売れたのは驚き。こんなペナペナなドアで良いんだということが証明された。さらに雨の日に自転車を乗せるためのビニールのカバーMを設定。これもマーケティングの勝利。雨の日に塾などへ行った子供を迎えに行くのです。

E:運転するこだわりがない人がパッソ、ブーンを選び、広さが欲しい人がルーミーなどを選ぶのでしょうね。

A:車中泊とかする人もいそうですね。

C:ホント、いつまで売れるのかというのがポイントだけど、特殊なクルマではないから、そんなにストンと落ちないでしょう。

B:派生車も出てきそうだし。デトマソとかお嬢ちゃんバージョン。

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司:車名が登場したので、ダイハツ・ブーン/トヨタパッソはどうでしょう。

E:私は点数入れました。クルマにこだわらない人が多いことを考えると、これで何の問題があるの?、って感じたのです。価格や装備などバランスが取れていると感じます。ただ、CVTはちょっとうるさいなと思いますけど。

司:ホントの無印良品的なクルマということですね。

C:でも、意外と高いんです。最低120万~。これはどうしても軽自動車はイヤという層向けのクルマであり、ルーミーとは違う。とにかく、この勢いが一過性のブームに終わるのか、それとも定着するのかで今後大きくクルマ作りが変わりそうです。

その4へ続く…

(クリッカー編集部)

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