■2&4スーパー・パフォーマンス
2部構成で行われた「2&4スーパー・パフォーマンス」。1部ではMotoGPチャンピオンマシンRC213Vと国内最速のトップフォーミュラSF14、さらにはSUPER GT参戦マシンNSX CONCEPT-GT、新型NSXが登場。このイベントでしか見ることができない夢の走行を披露しました。
アロンソ選手とバトン選手は新型NSXをドライブ。シートの位置を入念に合わせたりと、走行前の準備も怠りません。
2部はアロンソ選手がイベントの中で何よりも楽しみにしていた、マルケス選手とのRC213V走行。そしてバトン選手とペドロサ選手はNSX CONCEPT-GTに乗り、サーキットを走行しました。
ライダースーツに着替えたアロンソ選手はすぐさまバトン選手のもとへ。どうやら自慢しにいったようですね。同世代ということもあり、本当に仲良しな2人です。
バトン選手もバイクが気になるのか、真剣な眼差しで見つめています。バトン選手がRC213Vに乗っているところも見てみたいですよね!
昨年もRC213Vに乗ったアロンソ選手ですが、今年もまたRC213Vに乗れることを一年間ずっと楽しみにしてきたのだそうで、なんとバイク用ヘルメットをこのイベントのために新調してきていました! ホンダカラーのヘルメットの後ろには侍の絵が描かれていて、気合十分です。
いざコースに出ると、その速さにびっくり! 昨年よりも更にスピードを上げているように感じられました。スピードに慣れているとはいえ、2輪は4輪とは全く違う乗り物。アロンソ選手の運動能力の高さには毎年驚かされます。
バトン選手も負けてはいられません。周回を重ねるごとに速さを増すNSX CONCEPT-GT。鼓膜が震えるほどのエンジン音は、最高でした! もし来年SUPER GTに参戦したらこんな感じ!? とも思いましたが、走行後「SUPER GTの噂は信じないで。とにかく来年は休養したいんだ。」とコメント。残念……。
走行後、やはり真っ先にバトン選手の所へ向かったアロンソ選手でしたが、今度は膝のプロテクターに跡がついた! と大喜び。そう、跡が着いたということはMoToGP名物の膝すり(コーナーを曲がる際に車体を驚くほど深くねかせ膝をすりながら旋回する技)が出来たということですもんね。って、そこまで攻めちゃう(しかもできちゃう)アロンソ選手がすごすぎる! 私達メディアにも「凄いだろー」と自慢げ。よっぽど嬉しかったのでしょうね。
楽しいことは本当にあっという間です。フィナーレでは、もう一度今日一日イベントを盛り上げてくれたライダー、ドライバーが勢揃いし、ファンの皆さんにご挨拶。来年のさらなる活躍を誓いました。
ライダーとドライバーの競演、違うカテゴリーのマシンをドライブするなど、このイベントでしか見ることができないプログラムが盛りだくさんだった「Honda Racing THANKS DAY2016」。
たくさんの夢の競演にはもちろん感動しましたが、何よりも印象的だったのはライダー、ドライバーが心から楽しんでいることでした。レース中では絶対に見る事ができない、リラックスした表情、そして笑顔をたくさん見る事ができてよかったです。
F1ドライバーって、雲の上にいる人というとても遠い存在でしたが(もちろん今もそうですが)、少しだけドライバーが身近に感じられた、そんな素敵なイベントでした。
(yuri)
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