「ワクドキカー」製作で技術を競うイベントをトヨタが開催!

アイデアコンテストにはトヨタ技術会の会長を務めるトヨタ自動車の加藤副社長をはじめ、豊田市の太田市長らが列席。

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また審査員にはトヨタ自動車の中嶋常務役員や、昨年に続きカーライフ・エッセイストの吉田由美さんがゲストで参加。

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MCのテンポの良い進行に沿って、今回も開発部門や生産技術部門から、ユニークな動きをする作品が次々に登場。各チームともに電子制御を取り入れているのが特徴で、ステージへの登場時にはこの日のために制作したPR動画を流すなど、準備万端。

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まず最初に登場したのは生技開発部による「ARC-Y2」。蟹足で移動するこのマシンは車高調整が自在で、山道や階段の上り下りなどを想定しているそうです。名前の由来は「歩くやつ」とか(笑)

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続いて登場したのはエレクトロニクス生技部の「NON-STYLE」。スポーティな外観で後輪によるステア機構を採用しています。最高速度は何と100km。

最大の特徴は変身メカニズムを装備している点で、変身後は車高や着座位置を上げてオフロード走行仕様となります。

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駆動・HVユニット生技部からは「どこでも走る次世代HV」が登場。「ARC-Y2」と同様の多足系で、蟹足により岩場や山中、階段、さらには川渡りをこなすそう。

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三好・明知工場企画室が出展したのは、カタツムリに見立てた大きな輪の中に人が乗る可愛い「エスカルゴ」。ステアリングのアレンジにより、立ち乗りが可能になっており、その際は後席にもう1名搭乗できます。

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パートナーロボット部は体を傾けることでステアする「エグゾホイール」を出展。

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鋳造生技部は車体下部3方に設けたボールローラーで縦横無尽に動き回ることができる「ARボールローラー」を実演。

ステアリングが無く、AR(拡張現実)技術を採用しており、モニターに手をかざして操縦します。走行には少々コツが要るようですが、斜め方向への移動も可能。

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傍目にはドライバーが車上で何やら占いでもしているかのような風情が漂います。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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