■日常性を確保した居住空間とユーティリティ
GT-Rのプレミアムミッドシップパッケージ(PMパッケージ)は、走行性能と重量バランスを高次元で両立する4WDシステムを実現しました。
ただミッションがリアシート下部にあるために、リアの室内空間やトランク容量が取りにくい構造になっています。それでもリアシートは、小柄な女性や子どもが座れる位の空間ではありますが、クッションの効いた居住性を確保しています。
トランクも外観から想像するほど広くはありませんが、ゴルフバッグが2個入るだけの容量をキープしているので、某ドイツ車のようにリアシートに押し込まなくても大丈夫。大人のゴルフエキスプレスとしても、充分なユーティリティを保持しています。
高級にシフトしたスーパースポーツカーでありながら、しっかり日常性を確保しているところが新型GT-Rの特徴なのです。
■第540弾 新型GT-Rのすべて (電子版はこちら)
(星崎 俊浩)