また、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)によると、上半期にもっとも売れた軽自動車はホンダ「N-BOX」で、9.6万台を販売。
TOP10中、ホンダが2車種、ダイハツとスズキが各4車種の構成比となっています。
1位 ホンダ N-BOX 9.6万台
2位 ダイハツ タント 8.9万台
3位 スズキ アルト 5.6万台
4位 ホンダ N-WGN 4.7万台
5位 スズキ ハスラー 4.6万台
6位 スズキ ワゴンR 4.5万台
7位 スズキ スペーシア 4.2万台
8位 ダイハツ ムーヴ 4.1万台
9位 ダイハツ ミラ 4.0万台
10位 ダイハツ キャスト 3.9万台
一方、6月の軽自動車を含む国内の新車総販売台数は前年同月比-4.9%減の42.1万台と、2ヶ月連続の前年割れとなっています。
内訳では登録車が28.8万台(+3%増)、軽自動車が13.3万台(-18.4%減)と、軽自動車の不振が目立つ状況。
登録車の販売が3ヶ月連続で前年増と回復傾向を見せるなか、軽自動車は昨年1月以降、約1年半に渡って前年割れが続いています。
今年上半期(1~6月)の累計販売台数で見ても、登録車は164.2万台(+0.7%増)の前年増となっていますが、軽自動車は90.5万台(-13.4%減)と前年割れしており、両者を合わせた総販売台数についても254.7万台(-4.8%減)と前年割れしている状況。
特に今年の4月以降は三菱自の軽自動車に端を発する燃費不正問題がこの状況に拍車をかけており、新車総販売台数を押し下げています。
全体を俯瞰してみた場合、昨年4月の軽自動車税(地方税)の1.5倍引き上げ(7,200円→10,800円)が予想以上に販売にダメージを与えているといえそうです。
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