平均200キロ超!ニュルブルクリンク24時間クラス優勝に続き、マン島で最速タイムを更新したスバル WRX STI

最速記録やタイムに関しては、ニュルブルクリンク北コースのように世界中のメーカーが競っているものではありませんし、ニュルブルクリンクにしても同一条件下で競われるレースではありません。あくまで参考であり、市販モデルに泊付けする程度、という指摘も確かにそうかもしれません。

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しかし、ニュルブルクリンク24時間レースで2年連続、4回目のクラス優勝を果たしたWRX STIですから、速さと信頼性が結果で示されているともいえます。

マン島TTのタイムアタック用WRX STIの開発に関しては、スバルテクニカインターナショナル(STI)も技術支援も実施。プロドライブによる設計、組立と STI による技術支援によりサスペンション・エンジンなどのセッティングなどが施されたそうです。

じつに37マイル(約60km)におよぶマン島 TT コースにおいて、マーク・ヒギンズ選手により平均車速:時速128.73マイル(約 207km/h)、平均ラップタイム:17 分 35 秒を達成。

同選手が持つ最速記録である平均車速:時速116.47マイル(約187km/h)/平均ラップタイム:19分26秒を大幅に更新しました。

過去の最高記録と今回の気象条件などの違いは分かりませんが、平均速度が20km/hも上がったとなると大幅に戦闘力が高まった証といえそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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