新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費が向上したBMW 320d

排気量は従来と同じ2.0Lですが、従来モデルと比べると最高出力は6psアップされ、190ps/4000rpm、最大トルクは20Nm向上となる400Nm(40.8kgm) /1750-2500rpmと動力性能を向上させています。

new-bmw-3-series

一方で、JC08モード燃費は、従来モデルから約10%向上の21.4km/Lまで引き上げられていて同クラスの輸入車の中でもトップクラスの低燃費となっています。

排ガス処理は、改良前モデルと同様にNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などのメンテナンスフリーで後処理なしの「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用。

なお、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が「免税(100%減税)」となっていて、翌年度の自動車税も75%減税になります。

安全面などの装備では、BMW3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに新たに標準装備される「レーン・チェンジ・ウォーニング」を搭載。

こちらは、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両を警告することで、安全な車線変更をサポートする機能です。

なお今回のマイナーチェンジで320 SEセダン/ツーリングをのぞく全車に「レーン・チェンジ・ウォーニング」に標準装備されるもので、330eセダンにはすでに標準装備されています。

また、一部グレード(320i SEや330eなど)をのぞいて価格の改定がされています。

セダンの価格帯は、427万〜782万円で、320d系は512万〜557万円。ツーリングの価格帯は、449万〜804万円で、320d系は534万〜579万円となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる