35.4kmは長い?短い?ボルボ・XC90 プラグインハイブリッドのEV走行可能距離

さらに、エンジンのスターターモーターだけでなく、バッテリー用の発電・パワーブーストを兼ねるCISGと呼ぶジェネレーターも搭載されているほか、8ATのトランスミッションには、電動オイルポンプ、CIGSのための空間を確保するクラッチカバー、シフトバイワイヤ化のための改良が施されています。

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気になるEV走行の航続可能距離は最大で35.4km。

フォルクワーゲンのゴルフGTIが53.1km/hなど50km超のモデルもあることを考えると、短く思えますが、重量級SUVとしてはライバルと比べても遜色なく、BMW X5 xDrive40e(EU値)は31km、ポルシェ・カイエンS Hybridは36kmとなっています。

なお、国産勢では三菱のアウトランダーPHEVが60.8kmと、SUVでは群を抜いていますが、カタログスペックであることを考えるとどう評価するか難しいところ。

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充電は車両左前のリッドを開けて差し込むだけ。充電中は自動的にロックがかかり、キー操作をしないと充電ケーブルが抜けないようになっています。

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なお、電気モーターのエネルギー消費量をはじめ、エンジンの使用や電気モーターが推進として使われているか、回生中かどうかなどを中央の大型ディスプレイに表示される機能も用意されています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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