4月24日に開催されたクルマの祭典「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」。
イベント開始前は、僕個人も体験したことがないぐらいの濃霧が富士スピードウェイを覆っていました。しかし、関係者含め富士スピードウェイを訪れたモーターファンフェスタを楽しんでいる方の熱意でイベント開始時には、天候も回復しました。
そのイベント内で行われた「D1 GRAND PRIX ドリフト頂上決戦」。
今決戦は、世界一のドリフトシリーズ「D1 GRAND PRIX」のトップドライバー12名(うち2名は前日に開催された第2戦の成績上位選手)が登場し、このカテゴリーの醍醐味である「追走」バトルを満喫してもらうスペシャルイベントです。
コースも通常の富士D1コースである300Rからヘアピンにかけて200km/h超のドリフトからの飛び込みプラス、ヘアピンから立ち上がって直ぐに反時計回りに180度ターンし、再び順走でヘアピンをドリフトで駆け抜けていくレイアウトになります。
では、追走バトルをいくつか振り返ってみましょう!
・#9 末永直登 選手 vs #66 藤野秀之 選手
まず最初は、800馬力近いRB26DETTエンジンを搭載したオレンジのS15シルビアを駆る末永選手と昨シーズンの初戦お台場でR35GT-Rを駆る川畑選手をあと一歩まで追い詰めた藤野選手の180SXの対戦でした。
2台とも300Rを高速ドリフトしながらヘアピンにアプローチしていきました。そこまでは、いつも通りなのですが、その後の180度ターンがやはり鬼門となりました。
末永選手、藤野選手ともに後輪をグラベルに乗せながら果敢に攻めていましたが、藤野選手が遅れを取ってしまい、末永選手にアドバンテージを与え、前後入れ替えましたが、経験に勝る末永選手が慣れないターンを上手くまとめて勝利しました。