まるでUFO。日産の電動トラックe-NT400の走りの衝撃は異次元の世界だった

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ところで「e-NT400」ってなにか。実はエンジンを取り外してかわりにリーフ譲りの電動ユニットを組み込んだモーターで走る電気トラック。

まだ試作車レベルで発売はしていないけれど、量産化を目指して宅配会社や生協が日産のパートナーとなりモニターで使用しています。

その走りが凄い。見た目が普通のトラックだから動きが鈍いと思うじゃないですか。だけどアクセルを踏み込むとヒューンという甲高いインバーター音(だけどうるさくはない)を発しながら滑るように加速。

それが滑らかなだけじゃなく俊足なのだから最初に見たときは目を疑いましたワタクシ。そのうえ加速感だって伸びやかで爽快。なんだこの見た目のギャップの大きさは。

その様子は言うなれば目を疑う速さで疾走するカバ。その見た目の想像を裏切る感覚が痛快です。もはや異次元の世界。道路を走るUFOですこれは。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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