豊橋技術科学大学は大成建設との共同研究で、バッテリーレス電気自動車(EV)での有人走行実験に世界で初めて成功した、と発表しました。
走行実験は、一般アスファルト舗装に近い構造で舗装の中に2 本のレール電極板を埋め込んだ電化道路上で、バッテリーを外したEVを電化道路からの電力で走行させる形で行われました。
同大学は3月18日に、バッテリーレスEVと電化道路の走行実験を報道機関に公開し、
当日は同大学の大平孝教授による説明の後に、約30メートルのテストコースでドライバーが乗車して走行実験を行った、ということです。
実験では、電化道路に埋設した2 本のレール電極板からタイヤを通じて バッテリーレスEV へ走行に必要な高周波電力を送電 することに成功しました。
今回の実験は、バッテリーレスEVを走行させるという形で行われましたが、この送電技術を利用すれば、走行中のEVやHV・PHVに電化道路から充電することが可能になり、走行中充電への道を拓くものとなります。
(山内 博・画像:豊橋科学技術大学)