V8スーパーチャージャー搭載、キャデラックCTS-Vの洗練されたパフォーマンスに惚れ惚れ

低重心にも寄与する伝統的なV8・OHVエンジンですが、直噴化や気筒休止システムなど最新テクノロジーによるユニットとなっているのも特徴のひとつ。

トランスミッションは各ギアのステップ比を小さくとった8速AT『8L90』型となり、パドルシフトの操作による素早いギアチェンジが可能となっているのも技術的なアピールポイントとなっています。

たとえば、0-60mph(約96km/h)加速が3.7秒というミドルサイズの4ドアサルーンとは思えないほどの俊足ぶりを発揮するのです。

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●キャデラックCTS-V 主要スペック(日本仕様)
全長:5040mm
全幅:1870mm
全高:1465mm
ホイールベース:2910mm
車両重量:1910kg
乗車定員:5名
エンジン形式:V型8気筒OHVスーパーチャージド
総排気量:6156cc
最高出力477kW(649PS)/6400rpm
最大トルク:850Nm(87.2kg-m)/3600rpm
変速装置:8速AT
駆動方式:FR
タイヤサイズ:F 265/35ZR19 R 295/30ZR19
ハンドル位置:左

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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