風力発電で製造した水素を燃料電池フォークリフトに使う実証プロジェクトを開始

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この実証プロジェクトのキモは、①風力発電により水素を製造するシステムと、②最適な水素の貯蔵・圧縮と輸送の仕組みです。

まず、①風力発電により水素を製造するシステムについては、

1.ハマウィングの電力を、水の電気分解による水素製造及び装置の動力としても活用する
2.変動する風力発電量と水素需要の時間差を考慮して、フレキシブルにCO2フリー水素を製造できるように設備を最適運転できるマネジメントシステムを開発する

ことが求められています。

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次に、②最適な水素の貯蔵・圧縮と輸送の仕組みについては、

1. 水素を安定供給するために、2日分の水素を貯蔵する
2. ハイブリッド自動車の使用済バッテリーを再利用した蓄電池システムを活用して、ハマウィングが止まっていても安定的に水素を供給する

ことが必要です。

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今後のスケジュールでは、2016年秋頃から2施設各1台 計2台の燃料電池フォークリフトを導入して試験運用を開始。2017年度から本格運用を開始して、燃料電池フォークリフトの導入を4施設各3台・計12台に拡大し、水素製造、貯蔵・圧縮等の全てのシステムを稼働する計画です。

燃料電池フォークリフトは、燃料電池を実用化するために有望な用途とされており、今回の実証プロジェクトの進展が期待されます。

(山内 博・画像:トヨタ)