ホンダの燃料電池車クラリティ・フューエルセルはトヨタ・ミライと何が違う?

最後は安全装備と価格です。

ミライはミリ波レーダーを使用したレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)をはじめ、衝突被害軽減回避のプリクラッシュセーフティシステム、車線逸脱を注意喚起するレーンディパーチャーアラートが標準装備です。

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一方のクラリティ・フューエルセルは衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)LKAS(車線維持支援システム)などがセットになったホンダセンシングを標準装備しています。

価格はミライが723万6000円。そしてクラリティ・フューエルセルは766万円とややクラリティ・フューエルセルのほうが少々高くなっています。

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気になる納期ですが、クラリティ・フューエルセルは2017年秋から個人向け販売を開始しますが、ミライは現在注文しても、納車は2019年以降(2016年2月22日現在)となります。

もしかすると、ミライより先にクラリティ・フューエルセルのほうが納車なんてことになるかもしれません。今、FCVが欲しい!と思ったらクラリティ・フューエルセルを注文するほうがオーナーへの近道かもしれませんね。

(萩原文博、撮影・小林和久)

 

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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