「燃料電池バイク」市販に向け、国交省が技術基準策定!

国土交通省が先頃、燃料電池バイクの技術基準を策定したと発表しました。

これはスズキなど、2輪の生産を手掛ける国内自動車メーカーが燃料電池バイクの開発を進めていることを踏まえ、世界に先駆けて安全基準を制定したもの。

01(出展・国土交通省)

同省は道路運送車両の保安基準を改正、2輪特有の要件を織り込んだ安全基準(高圧ガス燃料装置の強度、構造、取付方法等)を策定したとしています。

<改正概要>
・転倒時に水素タンクが路面と接触しないこと
・衝突、追突時等にタンクが他の部品と接触しないこと
・規定の加速度を加えた際にタンクが脱落しないこと
・タンクの安全弁作動時の水素放出方向は下方へ
・水素放出時の気体濃度が基準値以下のこと
・水素濃度3%で警告、4%超えで水素供給を遮断

同技術基準は来年2月23日以降に発売される新型車、継続生産車から適用されます。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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