快適性が向上した新型スズキ「ソリオ」「ソリオ バンディット」、12月4日発売へ

■マイルドHVとガソリンモデルを設定

新型スズキ「ソリオ」のエクステリア

11月25日に正式発表され、いよいよ発売に向けて秒読み体勢に入った新型スズキ「ソリオ」。

以前にご紹介したとおり、4代目となる新型では基本的なボディスタイルは現行モデルを踏襲しているもののエクステリアは全面刷新されており、「ソリオ」ではヘッドランプやラジエータグリルの薄型化によるシャープなデザインを採用。姉妹車の「ソリオ バンディット」には大型グリルを採用することで、両モデルの差別化が鮮明になっています。

外観を一新した新型スズキ「ソリオ」のリヤビュー

ボディサイズは全長3,790mm、全幅1,645mm、全高1,745mmとなっており、全長(+80mm)、全幅(+20mm)の拡大により荷室を拡大(+100mm)。荷物の積載量増加&広い室内空間を確保する一方で、最小回転半径については現行モデル並みに抑えられています。

エンジンは1.2L直4を踏襲。トランスミッションはCVTのみの設定。

現行モデルでは「ハイブリッド」「マイルドハイブリッド」「ガソリン」の3仕様が存在しましたが、新型「ソリオ」では「ハイブリッド」仕様がドロップされており、マイルドハイブリッド仕様の「MZ」「MX」グレードとガソリン仕様の「G」グレードが設定されています。

新型スズキ「ソリオ バンディット」のエクステリア

また、「ソリオ バンディット」についてはマイルドハイブリッド仕様の「MV」グレードのみの設定。

インテリアについてはセンターメーターを踏襲。面積比で1.7倍となる9インチのHD大画面ナビを搭載しており、DOPでは10インチモデルも用意。

最上級の「MZ」グレードにはカラータイプのヘッドアップディスプレイが装備されるほか、LEDフォグ、LEDサイドターンランプ付ドアミラーやプレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)、全方位モニター付メモリーナビゲーション、全方位モニター用カメラパッケージ、前後席の温度差解消に寄与するスリムサーキュレーターなどを装備しています。

新型スズキ「ソリオ」のインテリア

フルオートエアコンや電格式リモコンドアミラー(リモート格納)、マルチインフォメーションディスプレイ、後席左側ワンアクションパワースライドドアなどは全車に標準装備。

そのほかにも、USB電源ソケット(2個)やアクセサリーソケット、陽射しや視線をブロックする格納式ロールサンシェード、前両席にシートヒーターを標準装備するなど、快適装備も充実。

■新型の発売は12月4日!

新型スズキ「ソリオ」の宣材

新型「ソリオ」のボディカラーは新色(メロウディープレッドパール/フレイムオレンジパールメタリック)を含む全8色が設定されており、「ソリオ バンディット」には専用色(グリッターバイオレットパール)や2トーン4色を含む全11色が設定されています。

安全装備では「MZ」「MX」グレードに全車速追従タイプのアダプティブクルーズコントロールを搭載しているほか、SRSカーテンエアバッグを全グレードに装備。そのほかにも衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線逸脱警報、ハイビームアシストなど、数々の予防安全機能を搭載しています。

気になる車両価格は158.2万円~214.8万円と大きな変動が無く、乗降性に優れる後席スライドドアなど、ミニバン的な機能を豊富に備える新型「ソリオ/ソリオ バンディット」の発売に期待が高まります。

Avanti Yasunori・画像/動画:SUZUKI)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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