2016年2月24日、東京・青山の本田技研工業において、前年に社長に就任した八郷隆弘氏の記者会見が開かれました。
陸・海・空、二輪・四輪と多様なモビリティを提供するホンダですが、会見のメインテーマは四輪事業について。四輪部門の抜本的な改革についての決意と様々な方策が示されたのです。
そうした計画の紹介において、2016年にフルモデルチェンジするクルマの名前も挙げられます。
たとえばグローバルモデルでいえばホンダの屋台骨を支えるモデルであり、また八郷社長がかつてLPLを務めた「CR-V」が、新世代プラットフォームとダウンサイジングターボによって生まれ変わることが宣言されました。
また、国内向けモデルとしてはコンパクトなミニバン「フリード」のモデルチェンジについて言及されています。
商品計画の中で、北米で登場したばかりの10代目シビックを、日本導入するという検討をしていることも公にされたのです。
これまで仕向地ごとに異なる設計だったシビックですが、この世代から欧米で基本設計を共通化、北米市場ではクーペに続いて5ドアを投入することが発表済みです。
八郷社長の記者会見では、その新世代シビックのセダンに対して日本市場(販売現場)からリクエストがあることが明かされました。
シビックといえばハッチバックのイメージが強いかもしれませんが、輸入セダンのライバルとして、シビックセダンに市場のニーズがあると考えているようです。
早ければ2018年頃には、国内導入される可能性があるという新型シビック。日本市場に「シビック」の名前が復活する日が楽しみというファンも多いのではないでしょうか。
(山本晋也)
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