新型A4は軽量ボディとエンジンの改良でJC08モード燃費18.4km/Lを実現

続いてエンジンです。アウディA4は最高出力の異なる2L直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載しています。

FF車は最高出力140kW、最大トルク320Nm。4WDのクワトロは最高出力185kW、最大トルク370Nmを発生します。

そしてJC08モード燃費はFF車が18.4km/L、クワトロが15.5km/Lと新採用したミラーサイクル技術によって高出力と低燃費を両立させています。

組み合わされるミッションですがクワトロはSトロニックで変更ないものの、FF車はこれまでのCVTから初めてSトロニックが採用されています。

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そして、先進の予防安全システム「アウディプレセンス」です。アウディA4は複数のセンサーやカメラからの情報をもとに、事故の危険を予見して、様々な形でドライバーをサポートしています。

これまでの前方衝突防止警告及び自動ブレーキの「アウディプレセンスシティ」、衝突に備えて、前方乗員のシートベルトの緩みをなくす「アウディプレセンスベーシック」、車線逸脱防止を防止する「アウディアクティブレーンアシスト」、車線変更時の安全を確保する「アウディサイドアシスト」に加えて、新たに右折やUターン時の安全を確保する「ターンアシスト」、後退時の安全を確保する「リアクロストラフィックアシスト」、停車後のドア開閉の安全を確保する「エグジットワーニング」など統合した予防安全システムに進化しました。

さらに、先行する車両を追従し自動的に加減速を自動的に行う「アダプティブクルーズコントロール」に、「アウディアクティブレーンアシスト」の車線維持機能を統合した「トラフィックジャムアシスト」は、将来の自動運転にむけての一歩進んだ機能と言えるでしょう。

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アウディTTから採用したアウディバーチャルコックピットをはじめ、最新世代のMMI、対向車や歩行者に直接照射しないように車載カメラとソフトによって明るさと照射範囲をコントロールするマトリクスLEDヘッドライトなど、最新装備満載の新型アウディA4はまさにミドルセダンの革命児を言えるでしょう。

車両本体価格は518万~624万円です。

(萩原文博・撮影:小林和久)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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