アウディのフルサイズSUV・Qシリーズに初のRS仕様「RS Q8」を設定【新車】

■600PS/800Nmを誇る全長約5m、全幅2mの大型モンスターSUV

アウディのフルサイズSUVであり、クーペクロスオーバーSUVでもあるQ8シリーズに、初のRSモデルである「Audi RS Q8」が加わります。2020年11月28日に発表され、2021年2月以降に発売される見込みです。

全長5010×全幅2000×全高1700mmという巨体である新型「Audi RS Q8」の心臓部は、RS 6 アバント、RS 7 スポーツバックと同様に、4.0L V8ツインターボエンジンで、最高出力441kW(600ps)、最大トルク800Nmというアウトプットも同じ。

アウディ RS Q8
アウディ「RS Q8」を2021年2月以降に発売予定

開発を手がけたのは、Audi AGの子会社でありほかのRSモデルと同様に、Audi Sport GmbH。

エクステリアは、ハイグロスブラックのラジエーターグリルやルーフエッジスポイラー、リヤスカート、楕円テールパイプなどのRS専用パーツが備わります。さらに、大径23インチアルミホイールにより、足元の精悍さも増しています。

アウディ RS Q8
アウディ「RS Q8」のインテリア

一方のインテリアには、アルカンターラ/レザーのスポーツシートが備わるほか、オプションのレザーシートパッケージを設定。さらに、専用モードを備えた「アウディバーチャルコックピット」などにより、レーシーなムードが強調されています。

こちらもRS 6 アバント、RS 7 スポーツバックと同様に、トランスミッションはトルコン付ATである8速ティプトロニック。48Vマイルドハイブリッドシステムやシリンダーオンデマンド(cod) が搭載され、環境への配慮、省燃費性の追求がされています。駆動方式は、quattro(フルタイム4WD)で、縦置きエンジンに組み合わされるセルフロッキングディファレンシャルを搭載。

アウディ RS Q8
アウディ RS Q8は4WSが備わる

また、サスペンションは、よりスポーティなチューニングが施された「RSアダプティブエアサスペンション」が標準装備され、走行状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで低速走行時には取り回し性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システムの「オールホイールステアリング」「RSモード」を持つドライブセレクトが標準装備され、スポーティかつ高い操縦安定性を備えています。

インパネには、10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイ「MMIタッチレスポンス」からなる最新のインフォテイメントシステムが採用されています。オーディオもハイエンドブランドである「Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム」を標準化。

また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や先行車追従&車線キープ、さらにストップ&ゴー機能を備えた「アダプティブドライブアシスト」、ドライバーの異常を検知し、警告しても状況が反応がない場合に、車両を走行車線内に自動的に止める「エマージェンシーアシスト」や後方からの追突を察知すると、衝突に備えて乗員の安全を確保する「アウディプレセンスリヤ」、車線変更時に斜め後方からの車両の接近を知らせる「アウディサイドアシストなど、数々の先進運転支援システムを備えています。

「Audi RS Q8」の価格は1869万円で、ステアリング位置は左右共に設定されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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