新型プリウスはなぜ最上級の「A」グレードが最も売れているのか?

同時に気になるのが納期ですが、トヨタのホームページによると、1月8時点で「Aプレミアム」と「Aプレミアムツーリング」が約6〜7カ月、「A」、「Aツーリング」が約4〜5カ月。

20160113Prius Road_037

先代では「G」、「S」、「L」という主なグレード構成のうち、中間の「S」が売れ筋でしたので、新型では最も高い「A」グレードの中でも「Aプレミアム」と「Aプレミアムツーリング」という高級仕様が最も長い納期待ちということになっています。

販売比率を同社広報部に伺うと、「A」グレードが51%、「S」グレードが48%、「E」はわずか1%。

「A」系グレードは、最も安い「素」の「A」でも277万7563円からという車両価格で、コミコミだと320万〜350万円クラスの見積もりになるのではないでしょうか。

私が取材した範囲ですが、昨年末の発売当初の販売現場では「A」が最も売れていたようで、プリウスに限らず、新車は最初高いグレードから売れていく傾向からも「A」が過半数という人気ぶりになっているのも(長い納期にも関わらず)頷けます。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる