ハイブリッドにもエアロ仕様が登場したノア&ヴォクシーの足元が実は凄い!

いま、車名別にみると日本でもっとも売れているミニバンはトヨタ・シエンタ。しかし、「車名」ではなく「同一ボディ」として考えればトップは別のクルマだったりします。しかも激しく差のつく勢いで。

それがトヨタの「ヴォクシー」「エスクァイア」「ノア」3兄弟。

3台を合計した2015年の販売台数は20万5545台(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会によるデータ)で、ミニバンの中では断トツ。

これは普通車の年間販売台数トップのアクアにわずか1万台の差。あのプリウスでさえ2015年の年間販売台数は12万7403台なのですから、3兄弟での合計とはいえそれより約10万台も多いというのだから見事です。

実はプリウスはフルモデルチェンジ前で前年(2014年)比約70%の販売状況だったんですけど、まあそれは置いといて。

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というわけで、6日に発表されたヴォクシー/エスクァイア/ノアの一部改良。クリッカーをはじめとするニュースサイトでは「Toyota Safety Sense C」と呼ぶ自動ブレーキの採用が最大の注目ポイントと書かれ、それに関して異論はありません。今ドキの注目アイテムだし、僕も新車を買うんだったら絶対に欲しいですからね。

ただ、それ以外にも大きなニュースがあったので、今回はそっちに注目してみましょう。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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