ヤマハの幻のスーパーカーと未来のスポーツカーが揃い踏み

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さて、2013年の東京モーターショーではシティコミューター的な四輪コンセプトの『MOTIV(モティフ)』を出展、そして2015年には本格スポーツカーの『スポーツライド コンセプト』を出展したヤマハ発動機。

モティフもスポーツライド コンセプトも、かつてF1デザイナー(設計者)として活躍したゴードン・マーレー氏の提唱する「iStream(アイストリーム)」コンセプトによる鋼管フレームとコンポジットパネルの組み合わせによるキャビンを前提としている四輪のコンセプトカーです。

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なお、ヤマハ発動機はコミューターモデルの「モティフ」について、走行実験など市販に向けた開発を進めているともアナウンスしています。

1992年にOX99-11で夢見た、そして実現できなかったヤマハ発動機オリジナル四輪の誕生に向けて、着々と歩を進めていくという強い意思が感じられる展示といえるでしょう。

(山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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