徹底解説!大きく機能がアップしたアイサイトの進化を辿る

初めてアイサイトが装着されたのは、2008年5月のレガシィツーリングワゴン/B4/アウトバックの一部改良時からです。現在では中古車でしか購入できないモデルに搭載されていますが、当時はオプション設定だったため装着率は低めです。

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アイサイトver.1は予防安全機能としてプリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、AT誤発進抑制制御、車線逸脱警報、ふらつき警報の4つの機能。そして運転負荷軽減機能として全車速追従機能付クルーズコントロール、先行車発進お知らせ機能の2つの機能が備わっています。

このアイサイトver.1のプリクラッシュブレーキでは警報による注意喚起や衝突軽減ブレーキの制御は行うものの、自動的にクルマを停止させることはできませんでした。

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そして2010年4月に行われたレガシィの一部改良時にアイサイトはver.2へと進化します。このアイサイトver.2こそ「ぶつからないクルマ」のキャッチフレーズ通り、自動ブレーキによってクルマを減速・停止させる「プリクラッシュブレーキ」を採用しました。

その結果、自動ブレーキの最大減速度を大幅に高めることで渋滞の多い都市部の自動車専用道路など、先行車の減速幅が大きい状況でも追従ができるようになりました。また先行車が停止した場合追従して自車を停止させた上、さらに停止状態を維持できます。

アイサイトver.1に比べて、アイサイトver.2自車を自動ブレーキによって停止できるようになったことに加えて、予防安全機能の一つである、車間距離警報が追加されています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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