徹底解説!大きく機能がアップしたアイサイトの進化を辿る

2014年5月に発表されたレヴォーグにはアイサイトver.3が搭載されました。

アイサイトver.3はステレオカメラを刷新。視野角と視認距離をそれぞれ40%拡大し、視認性能を向上させました。さらにカラー画像化によってブレーキランプも認識できるようになり、従来の運転支援機能を進化させるだけでなく、ステアリング操作のアシストや誤後進の抑制。さらに逆光などの悪条件下での作動安定性を高めました。

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プリクラッシュブレーキはver.2では自車と対象物との速度差が30km/h以下なら衝突回避、または被害軽減でしたが、アイサイトver.3では速度差が約50km/hまでスピードアップ。そしてステアリングによる回避操作があった場合はVDCで制御する「プリクラッシュステアリングアシスト」によって回頭性を高めてくれます。

そして車線逸脱はこれまでが警告音によるサポートだけでしたが、全車速追従機能付クルーズコントロールをセットし、約65km/h以上で走行している場合、車線内の中央付近を維持するようにステアリング操作のアシストを行ってくれます。

さらにRレンジの状態でアクセルの急な踏み込みを検知し、誤後進とシステムが判断した場合、注意喚起をおこない、エンジン出力を抑え、後退の飛び出しを抑制します。そして後退時の制限速度を設定できる後退速度リミッター機能も備えています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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