【東京モーターショー15・ベスト3】市販化予測が困難な 「謎に満ちたクルマ」第1位は“S-FR”

11月8日(日)までの会期で開催中の第44回 東京モーターショー。

自動車各社が自社の出展ブースに様々なコンセプトカーや参考出品車を展示していますが、中には市販化されるのかどうかの判断がつき難いモデルも存在するようです。

本稿ではそんな出展車の中から謎が多い「ベスト3」を選出してみました。まず第3位はこの出展車から。

【三菱 eX Concept】

MITSUBISHI_eX _Concept

三菱自がワールドプレミアした次世代EVシステムを搭載したコンパクトSUV。

今年3月のジュネーブショーに同社が出展したコンパクトSUV「Concept XR-PHEV II」とエクステリア・デザインに類似する部分が多分に見受けられます。

MITSUBISHI_XR-PHEV MITSUBISHI_eX_Concept

今回車体サイズをよりコンパクト化してネーミングも変更していますが、なぜジュネーブショーから僅か8ヶ月後に類似モデルを公開したのかが、謎です。

前モデルとの違いはPHEVからモーター駆動のEVに変更されたこと、加えてFFから4WD化されている点。

スリーサイズは全長4,240mm×全幅1,780mm×全高1,575mm。

大容量・高性能バッテリーや小型・高出力モーターなどで構成されており、システム全体の軽量・高効率化とボディの軽量化により、フル充電での航続距離400kmを実現したとしています。

コネクティッドカー技術や予防安全技術を組み合わせた「自動運転技術」を導入。

MITSUBISHI_eX _Concept

「eX Concept」では2010年2月に登場した現行「RVR」のサイズに更に近くなっており、次期モデルのバリエーションとしてPHEVやEVバージョンの開発が2016年頃の発売を目標に進められているのでは?と連想させます。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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