そして第2位はロータリーエンジン復活への狼煙を上げたRX-VISIONです。現在ではマツダといえば、スカイアクティブテクノロジーに脚光が当たっていますが、ロータリーエンジンを体験した一人としてはロータリーを搭載するスポーツカーが復活するというだけで、涙ものです。
まだ、発売日とかスペックなどは未定ですが、そんなことは関係ありません。ロータリー復活に向けて歩み続けるマツダに拍手を送りたいです。
できれば次の次、2019年の東京モーターショーでワールドプレミアなんていかがでしょうか。
3位はトヨタS-FRです。ヨタハチの愛称で親しまれたトヨタスポーツ800を彷彿させるコンパクトなFR車です。トヨタ86は新車で300万円という高価なモデルです。そこでこのS-FRは諸費用込み200万円以内、できれば150万円以内で誰にでも手が届くスポーツカーとして発売してもらい、スポーツカーの楽しさを拡大させる中心モデルとなってほしいです。
ここまではREVAIVALしたモデルでしたので、番外編として最も未来を感じたクルマを紹介しましょう。
今回の東京モーターショーで未来を感じたのは豊田合成のブースにあるエアバッグカーのFlesbyです。このクルマはエアバッグメーカーの豊田合成が2030年頃の超小型モビリティを想定したコンセプトモデルで、歩行者と衝突した際にボディを膨らますことで緩和する安全機能が装着されています。
他のコンセプトモデルの多くが金属やFRPなどを使用していることが多い中でこのエアバッグカーという発想は進んでいると思いました。
(萩原文博)