ベスト3に加えて、番外編として推しておきたいのがマツダ「RX-VISIN」。
新世代ロータリーエンジンを搭載すると高らかに宣言された2シータークーペは、まさに第44回 東京モーターショーの主役といえる注目度の高い一台です。
ただ、このコンセプトカーも多くのクルマ好きから指摘されているように、2ローターエンジンを搭載するにしては、少々ロングノーズすぎるように見えるのも事実でしょう。
ということは、プラットフォームを共用してV6エンジンや大柄な4気筒ディーゼルターボを縦置きにしたセダンなどを想定しているのかもしれません。
それとも余裕のエンジンルーム内で、ロータリーエンジンにモーターなどのハイブリッドシステムをプラスすることで環境性能をクリアするといった予想も聞こえてきます。いずれにしても、様々な想像が広がります。
作り手の夢を詰め込んだコンセプトカー、ユーザーとしては、その夢を膨らませるのも、またモーターショーの楽しみ方ではないでしょうか。
(撮影・文 山本晋也)