コンプリートカーのS207はニュルを走ったレーシングカーと双子のロードカー!

S207は究極のロードゴーイングカーを目指して、様々なチューニングが施されています。

エンジンはピストンやコンロッド、クランクシャフトなどの構成部品のバランス取りを行っています。

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さらに専用設計のECUによる緻密なエンジン制御、排気システムの抵抗の大幅低減、そしてボールベアリングターボの効率化を行うことで、Sシリーズ最高スペックの最高出力328ps/7200rpm、最大トルク44.0kg-m/3200-4800rpmを発生しています。

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フロントサスペンションには国内メーカー初採用となる専用開発のビルシュタイン製減衰力可変ダンパー「Damp Matic II」を採用。さらにタイヤは専用設計のダンロップ製「SPORT MAXX RT」255/35R19タイヤを装着しました。

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加えて、ステアリングギアボックスには11.0:1というステアリングギア比を採用するとともに、STI製フレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナーなどによってヨーレートの応答遅れ時間を約13%、横G遅れを約10%、車線変更時のロールレートを約23%低減(ベース車比)することで、高次元の操縦安定性と乗り心地を実現しています。

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ブレーキにはブレンド社製のシステムを搭載。フロント6ポッド、リア4ポッドのモノコック対向ブレーキキャリパーとブレンボ製フロント2ピース・リア1ピースのドリル度ローターの組み合わせにより、フェード現象を抑制しつつ、安定して高い制動力を発揮します。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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