マツダ越(KOERU)は魂動(KODO)デザインの何を越えていくのか?

さて、話をフランクフルトショーの会場に戻しましょう。
今回登場したは「越(KOERU)」は、「魂動(KODO)」で表現してきたデザイン哲学をベースにしつつ、少し先の未来を表現したコンセプトカーです。
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ベールを脱いだ瞬間、これまでの魂動(KODO)に共通するところと、これまでにない新しさの両方を感じました。

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近年のマツダ一族に共通するシグネチャーウイングが強調されていて、従来の「魂動(KODO)」デザイン同様に活き活きとした生命感にあふれています。

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一方で、LEDの光の輪が組み込まれた切れ長のヘッドランプや、ラインの変化を最小限にそぎ落として、豊かな面で構成されたサイドビューからは、既視感のない新しい世代の脈動を感じます。
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「魂動(KODO)デザインがチーターのような躍動感にあふれるデザインを表現してきたのに加えて、そこはかとなく気品を感じる方向を目指した」

というのは、越(KOERU)のチーフ・デザイナーである小泉 巌さん。
前田さんとともに現在の魂動(KODO)デザインの礎となるアイデアを構築してきた人物です。