【東京モーターショー15】トヨタの「S-FR」コンセプトは平成の「ヨタハチ」か?

「S-FR」の外観が「丸み」を帯びており、駆動方式が「FR」であることや、排気量が1.5L程度で「燃費」が良さそうなこと、そしてターゲット層が「若者狙い」という点では「ヨタハチ」との類似点が見られますが、デザインの方向性については4名が乗れる2+2のレイアウトで実用性を追求しているところが相違点と言えそうです。

TOYOTA_S-FR

いずれにしても実車を目の当たりにした「現代の若者」の反応が気になるところ。

「蚊取り豚」を連想させる愛嬌たっぷりのフロントマスクや「トヨタ86ジュニア」的なリヤ廻りが印象的な「S-FR」ですが、欧米勢のクルマを見慣れた現代の若者の購買意欲を刺激する「平成のヨタハチ」を狙うには、やはり現代流の研ぎ澄まされた感性が求められるに違いありません。

<S-FR 概要>
全長:3,990mm、全幅:1,695mm、全高:1,320mm、
ホイールベース:2,480mm、乗車定員:4名

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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