それでも「ディーゼルエンジンは重要」というBMWの主張

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2015年9月1日から、欧州では新しい排ガス規制であるEURO6が施行されていますが、排ガスをしっかりと浄化した上で、CO2の排出量削減に対してはディーゼルの有用性は高いというのは、またBMWがアピールしているポイントです。

北米では”ディーゼルゲート”とも呼ばれるようになった一件によって、ディーゼルエンジンに逆風が吹いていますが、同等出力で比較するとガソリンエンジンに対して15~20%程度のCO2削減が見込めるのがディーゼルのメリットといいます。

こうしたディーゼルエンジンの優位性は正当に評価すべきということも、また欧州の共通認識といえそうです。

(山本晋也)

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この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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