YPJ-Rに搭載されているドライブユニットは、プレジャーニーズの高い欧州市場で好評を得ている小型のドライブユニット「PWシリーズ」を搭載しています。
ヤマハ製の電動アシスト自転車の中では最軽量となる約15kgの車体重量を実現し、アシストのない領域でもスポーツ自転車としての快適な走行が可能な設計になっています。メインコンポーネントには、前2段×後11段の本格スポーツグレードSHIMANO 105を採用しています。
新開発の小型バッテリーは、走行時以外には付属のUSBアダプターによりスマートフォンなどの電子機器の充電用電源として使用することができます。充電器は携行を想定したコンパクト設計で、ハンドル中央部のスイッチユニットにはマイクロUSBポートを装備しており、別売のライトやスマートフォンなどの電子機器への給電が可能となっています。
発表されたデータによるとバッテリーの容量は2.4Ahで、約1時間の充電でHIGHモードで約14kmの走行距離を電動アシスト可能となっています。
充電器は携行を基本に考えているようですが、野外での充電のために自動車のシガー・ソケットからの給電ポートが備えられていると、なお便利かなと思います。今後のバージョン・アップの際には、ぜひ考えてほしい点です。
(山内 博・写真:ヤマハ発動機)