ホンダが来春までに発売を予定しているNSXを頂点に、S2000後継モデル、シビックタイプR、S660とスポーツモデルのラインナップを着々と充実させつつある中、トヨタもスポーツモデル3兄弟のラインナップを目指しているとされています。
3兄弟とは次期スープラ、トヨタ86、1.5L級FRスポーツを指します。
同社はその頂点となるスープラ後継モデルとして、昨年1月に「FT-1」をデトロイトモーターショーでワールドプレミアしており、その後もBMWとの協業により、市販化に向けた検討を進めているようです。
そうした中、ロイターがドイツで開催中のフランクフルトモーターショー15でトヨタの欧州部門を率いるヨハン・ファン・ゼイル(Johan van Zyl)常務役員から得た情報として「BMWとの提携は円滑に進展している」とのコメントを紹介。
スポーツカーのプラットフォームやボディ構造に関する研究が極めて円滑に進んでいることを確認したとしています。
ただ、次期スープラの発売時期にも影響するコメントとして、「スポーツカー共同開発プロジェクトへのゴーサインはまだ出ていない。年末までに共同開発を行うか否かの決定を行う」とのことで、当初2016年と予想されていた発売時期についてはまだ先になるようで、現実的には2018年頃との見方が有力のようです。