「レクサス」ブランドが誕生したのは今から遡ること26年前の1989年。
当時、国内の高級モデル「CELSIOR(セルシオ)」の輸出版として導入したレクサス「LS400」が米国で人気を博し、同ブランドの礎を築くきっかけになりました。
卓越した静粛性やV8エンジンの完成度の高さなどから、世界のメーカーの脅威となり、この頃から欧米のカーメーカーが同車の設計を参考にするようになりました。
エンジンルーム内に配管類を覆う樹脂カバーを設定したり、スイッチやダイヤル類の操作フィーリング向上、アシストグリップにダンパーを組込んで動作を滑らかにするなど、日本の「おもてなし」の文化が欧米車に波及するきっかけになったのです。