■新型シャトルが目指したのは「ラゲッジ価値の最大化」
新型シャトル・開発責任者の磯貝LPLは、ラゲッジを持つワゴンにはベースとなるフィットとは異なる価値があると判断しました。そこで先代で名乗っていたフィットシャトルからフィットの冠を外し、新型シャトルとしてブランドを独立。そしてワゴンとしての価値を高め、車格を上級シフトする方針を打ち出しました。
更に開発陣は「シャトル」の原点を見極めるために、もてぎサーキットのホンダコレクションホールに出掛け、最初にシャトルを名乗った初代シビックシャトルを入念に観察。前席・後席・ラゲッジの全てが同じ価値観で作り込まれており、「ラゲッジ価値の最大化」がシャトルのポイントであると見極めたのです。