ホンダ純正のコンプリートカー「Modulo X」チューニングとは調律だ!

重心の高さというデメリットを打ち消すサスペンションセッティング

まず、N-BOX Modulo Xです。

チューニングというと、ある一部の能力を強化するというイメージが強いですが、N-BOX Modulo Xに乗った印象はこれまでのチューニングカーという雰囲気はありません。乗り心地、ハンドリングの良さ。路面の追従性など全ての面においてバランス良くアップデートされています。

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ふつうのスーパーハイトワゴンならばを試乗コースにはしないだろうというくらい、かなり勾配がきつく、路面の荒れた一般道がN-BOX Modulo Xの試乗コースでした。

しかしN-BOX Modulo Xに乗ってコースに出ると、そんな心配は杞憂に終わりました。荒れた路面でも乗り心地は抜群で、路面の段差を乗り越えた時の衝撃は上手くいなしてくれ収束も速めです。

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さらに背の高いスーパーハイトワゴンには不向きなワインディングもステアリング操作にリニアに反応し、思い通りのラインを走ることができます。しかも、スーパーハイトワゴンにありがちな左右の揺れが非常に良く抑えられているので、ハンドルの切り返しもラクでコーナリングが楽しくなってしまいます。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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