ロードスターとS660、異なる3つのポイントとは?

2シーターオープンカーという同じカテゴリーに属するロードスターとS660ですが、異なる部分が3つあります。

まず第一は使い勝手。

ロードスターは130Lというトランクスペースがあるのに対して、S660はトランクスペースはほぼありません。ロードスターはファーストカーとしての所有にも対応できますが、S660はセカンドカーという割り切りが必要と言えるでしょう。

photo_009 016

そして2つめはドライバーのシート位置。

FRのロードスターとMRのS660。ドライビングポジションが低く、地を這うように走る部分は似ていますが、ロードスターはクルマの中心よりドライバーがリア寄りにシート位置があり、リアタイヤの動きを感じながらドライブします。

一方ミッドシップにエンジンを搭載するS660はカートのようにシート位置がクルマの中心にありエンジンサウンドを楽しみながらドライブを楽しめます。

photo_017 photo_013

3つ目は駆動方式が異なる以上に走りのテイストが異なります。

ロードスターは素のグレードのSではステアリングの操作に対してリアの動きが穏やかに動くので、ライトウェイトスポーツカーの運転を楽しむのにピッタリです。これがリアのスタビやLSDが装着されたSスペシャルになると、ステアリング操作に対してリアの動きがクイックになるので速さを求める人にはコチラがオススメです。

ただ、エンジンは非常に扱いやすい反面フィーリングはもう少しメリハリというか、パンチ力が欲しい気がします。

photo_002 photo_010

S660 はエンジンパワーに対してボディ剛性が大きく上回っている印象が強く、街乗りでは楽しいと思うシーンは少なめです。

しかしショートサーキットやエンジンのワインディングの下りなど、エンジンパワーがモノを言わないシーンでは非常に面白いクルマに仕上がっています。

ハンドル操作に対してクイックにクルマが反応してくれて、標準装着されたアドバンネオバというハイグリップタイヤが鉄壁のグリップ走行を死守してくれます。このダイナミックな動きがS660の最大の魅力でしょう。ただ、ドライバーが操っているというよりはクルマにコントロールされている感が強い気もします。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる