さて、潜在ユーザーにとって気になる価格ですが、D4エンジン搭載のエントリーグレードという位置づけのV40 D4が349万円。
T-Tec/テキスタイルコンビシートやパワーシートなどを標準装備するV40 D4 SEが399万円。
クロスカントリーのエントリー仕様であるV40 Cross Country D4が364万円、上級仕様のV40 Cross Country D4 SEが414万円。
スポーティセダンのS60 D4 R-DESIGNは529万円、V60の主力グレードであるV60 D4 SEは474万円。スポーティワゴンのV60 D4 R-DESIGNが549万円。
XC60は3モデル設定され、エントリー仕様のXC60 D4が539万円、主力グレードのXC60 D4 SEが599万円、スポーティな内・外装が与えられるXC60 D4 R-DESIGNは675万円となっています。
車両価格とともに気になるイニシャルとランニングのコスト差ですが、ボルボによるとV60 T4 SE(ガソリン仕様で新T4エンジン搭載車)とV60 D4 SEを比較した場合、車両価格の差は25万円。
エコカー減税でその差額は14万4000円まで小さくなり、燃費の差は6km/L、燃料代は-35.0(円/L)。
年間走行距離を1万kmとすると、年間燃料費の差により約3.2年でディーゼルとガソリン仕様の価格差を回収できると解説しています。
年間走行距離は、地域なども含めてクルマの使い方により大きく変わると思いますが、ディーゼルならではのトルクフルな走りも含めて、「自分は結構走るよ」という方はディーゼル仕様を選んで正解ではないでしょうか。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)